Apr 15, 2024
1. はじめに スリランカの料理は、その独特な香りと味が日本でも注目されています。特にスパイスは、美味しいだけでなく、健康や心身のバランスにも良い影響を与えることで知られています。今回は、スリランカカレーに使われる主要なスパイスと、それらのスパイスがアーユルヴェーダのドーシャ治療にどのように関連するのか、そしてスパイスをどのように摂取するのが最適かについて解説します。 2. スリランカカレーの主要スパイスとその効果 シナモン:抗菌・抗酸化作用があり、血糖値のコントロールにも助けとなります。ターメリック:抗炎症・抗酸化作用があり、消化促進や肝機能向上にも寄与します。 3. アーユルヴェーダのドーシャ診断とスパイスの関係 アーユルヴェーダのドーシャ診断に基づくと、ピッタ・ヴァータ・カファの各ドーシャに応じて、特定のスパイスが心身のバランスを整える助けとなることがあります。 ピッタ(Pitta) コリアンダー:ピッタの過剰な熱を冷まし、消化を助ける効果があります。お茶として1-2ティースプーンのコリアンダーシードを熱湯に入れ、10分間浸してから飲むことが推奨されます。早朝や夕方に摂取すると良いでしょう。 フェニグリーク:消化を促進し、胃炎や胃潰瘍の症状を和らげる効果があります。フェヌグリークのシードを砕いて、水やお茶に入れて摂取することができます。 ...